昭和56年11月/三菱ジープ総合カタログ

昭和56年11月の三菱ジープ総合カタログです。
車種はJ27H.J24H.J24HB・J27.J27B.J24.J24BJ37.J37B.J36.J36B・J47.J44・J57.J59.J54のボディ形式で5タイプ、16車種。更にカラーバリエーションも増えまさにフルラインナップです。ある意味では三菱ジープが一番輝いていた時期かもしれません。
表紙は50系でフロントウインドまで倒したフルオープン状態の画像です。
50系の幌もドアのウインド部にファスナーが付けられ、ドアを閉めたままでも開放感が得られる様になり、リヤとサイドのウインド部も拡大し視界と安全性を高めました。装着もホックとなり使いやすさを向させ、盗難防止用の為に幌ドアにキーロック機構が付けられました。
(幌の製作については、米国製ベ★トップ社製の幌をかなり参考にしたと聞きます。)
テンションレデューサ付ELR3点式シートベルトを装着する為に純正のロールバーが付けられました。また、スタイルドホイールという8本スポークの5.5J-15のスチールホイールがオプションになりました。
ガソリン車のエンジンは、乗用車で定評であった希薄燃焼方式MCA-JETを採用したG52B.G54Bエンジン(アストロンエンジン)に変更されましたが、ディーゼル車は4DR5エンジンのままです。
以前は裏表紙に記載されていた「ジープとはジープコーポレーション(旧ウイリス・オーバーランド・モータース社)の登録商標によるもので、日本では三菱が作る四輪駆動車のみをジープと呼びます。」は裏表紙からは外され、カタログの中の説明文に記載される様になりました。