たら、れば

もしも○○○していたら、もしも○○○していれば、という言葉があります。
事実とは無関係な仮定の話や事実とは異なる事を仮定してする後悔の事。してもしかたがないという意味で使われる事が多くどちらかといえばあまり良い意味では使われない言葉ではありますが、もしもこの『たら、れば』 が実際に起こっていたらという意外に知られていないチョットおもしろい話があります。

皆さんはホープスターON型4WDという車両をご存知でしょうか。

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昭和42年(1967年)に軽自動車初のオフロード4WDとしてホープ自動車から販売された車両です。生産台数は諸説ありますが約20~100台程度の少数に留まった言われています。
残念ながら商業的には成功せず鈴木自動車へ製造権買取を打診し鈴木自動車のエンジンを積んだ試作車が作られその試験結果が良好であった事から最終的に製造権は鈴木自動車工業に買い取られました。そしてその後大幅な改設計が行われ発売されたのがジムニーでした。

ただこの話には裏話があるのです。それはホープ自動車は自社での車両の全部品の開発が困難な為にホープスターON型4WDは三菱自動車の軽トラック用空冷エンジンや三菱Jeepのホイールなどを使用して製作されていたのです。その為実は鈴木自動車の前に三菱自動車へ製造権の売り込みがあったのです。しかし残念ながら三菱自動車からは断られてしまいその後鈴木自動車へ買い取られたのです。

まぁ『たら、れば』の話になってしまいますが、もしもこの時に三菱自動車が製造権買取をしていたらどうなっていたのでしょうか?。
もちろんジムニーは誕生していません。そしてパジェロミニ以前に三菱自動車は軽自動車のオフロード4WDの販売していた事となります。当時からJeepの販売をしていた三菱自動車ですからきっとジムニーよりももっとミニJeep的な車両になっていたのではないでしょうか。今となっては無理な話ではありますがどんな車両になったのかを一度見てみたかったものですね。