もう一つのオリンピック

トリノでもう一つのオリンピック、障害者スポーツの雪と氷の祭典、第9回冬季パラリンピック・トリノ大会が開幕しました。障害者と健常者を隔てる「心の壁」を取り除きたいそんなメッセージが強調され、「限界の破壊、障壁の破壊」を象徴とする演出の開会式が行われました。

トリノ出身の視覚障害者の10歳の少女が、聖火リレーの最終ランナーとして聖火台に火をつけ、事故で両足を失い義足を付けながらレースを続ける元F1レーサーのアレックス・ザナルディ選手が登場し、杖を手に「事故に遭ったが、人生をあきらめなかった。何事にも意欲を持つことが大事だ。」と訴えると、場内からはひときわ大きな声援と拍手が送られていました。

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