エアクリーナーダクト

店主はジープTJラングラーには気に入らない点があります。
それはエアクリーナーボックスに外気を吸わせる為のエアクリーナーダクトが付いてなくて単純にエンジンルーム内の熱い空気を吸わせている事です。
空気は温度が低い方が体積が小さくなるので密度は高くなりますが、逆に温度が高いと体積が大きくなり密度は低くなります。空気の密度が低いとエンジンに取り込める空気は少なくなりエンジンの性能をフルに生かせません。
エンジンの吸気温度は低い方が良いというのは当たり前の話です。
その為に三菱ジープJ59改やAMCジープCJ-7のエアクリーナーボックスには態々エアクリーナーダクトを付けグリル部まで引っ張りそこから外気を吸わせているのです。
それなのにジープTJラングラーはエアクリーナーボックスの横からエンジンルーム内の熱い空気を吸わせているのです。更にエアクリーナーダクトがないとOff-roadで水溜り等を走った時にラジエターファンが巻き上げた水を吸ってしまう危険性もあります。
三菱ジープJ59改やAMCジープCJ-7と違いジープTJラングラーはキャブレターではなくインジェクションですので吸気温度にそれ程気を使わなくても良いのでしょう。しかし40年以上前の旧いジープに性能向上や危険回避の為に取り付けていたものを無くさなくてもよかったのではないでしょうか。