スズキ・X-90

ジープの話ではなくて申し訳ありませんが、皆さんはスズキ・X-90という車をご存知でしょうか?。
1995年から1999年まで初代エスクードの2ドアモデルをベースにした2シーターで独立したトランクを持つノッチバッククーペですが、一応トランスファーを持つパートタイム4WDです。
まぁ今風に言えばクロスオーバーSUVというところでしょうか。
屋根はワンタッチで脱着可能なグラスルーフのTバールーフでした。
特徴的なプロポーションで変わったスタイルゆえにあまり売れず、日本国内での販売台数はわずか1,348台でした。
ただ何故?屋根をTバールーフ仕様だけにしてしまったのでしょう?。
スズキには1991年から1998年まで販売していた軽自動車にスズキ・カプチーノというオープンカーのスポーツカーがありました。
このカプチーノというオープンカーはチョット変わった面白いルーフをしており3ピース構成で①フルオープン②タルガトップ③Tバールーフと3タイプのオープンが楽しめるようになっててたのです。
それならカプチーノと同じ2シーターでノッチバッククーペのX90のルーフにもカプチーノと同じ機能を採用する事が出来たはずですが、何故X90には持たせなかったのでしょう?。
X-90は総販売台数が最も少なく不人気だった国産車の一位という不名誉な記録を持っています。
「たられば」の話になってしまいますが、もしもX90のルーフにもカプチーノと同じ機能を採用してフルオープンになるのだったら乗用車とはチョット違う魅力あるオープンカーとして売れ行きは変わっていたのではないでしょうか。
また車名についても開発コードネームのままではなくエスクードやジムニーの様にキチンとした名前を付けてあげた方が良かったのではないでしょうか。
 
出来れば自動車メーカーにはただ単に省エネや安全性優先で脱炭素の推進のカーボンニュートラルを目指した車だけでなく、魅力のあるワクワクする様な車を製作し販売して欲しいものですね。