スタイルドホイール

皆さんは三菱ジープの純正スチールホイールで「スタイルドホイール」と呼ばれる8スポークのスチールホイールをご存知でしょうか。最初このスタイルドホイールが三菱ジープのオプションで販売された時には賛否両論でありました。(最後には標準装備となっています)
しかしデザインはともかく機能面では店主はお薦めしたい商品と考えます。それはエアーバルブの取り付け位置がスポーク部分の間(奥)で、クロカン時に泥の中でタイヤを空転させた場合等でもダメージを受けにくい構造になっているからなのです。

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一般的には次の様にリム部の外側部分にエアーバルブを配置したホイールが多く、これでは泥に埋まって空転した時等には不安です。最悪な場合はエアーバルブを壊して飛ばしてしまう事があります。

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実際に先日スタックランドで開催された「オータムフェスティバル」へ参加させて頂いた時に、パ×ェロに乗るドライバーが泥の中で散々タイヤを空転させ、右側2本(前後)のアルミのエアーバルブを飛ばし、ビート落ちの上に更にアルミホイールまでもダメにさせてしまっていました。
そういう意味では、三菱Jeepの純正スチールホイールの「スタイルドホイール」はエアバルブの位置をも考えた優れたホイールであると言えます。

店主は「マッドスポーク」というアルミホイールをこだわって使用していますがそれにも理由があります。デザインの良さもありますが(まぁ、デザインやスタイルは個人の好みですから)、スタイルドホイールと同じ様な作りでエアーバルブの取り付け位置がスポーク部分の間にありダメージを受けにくい構造になっているからなのです。

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「マッドスポーク」とはアルミホイールのメーカーとして老舗の株式会社ウエッズがその昔四輪駆動車用のアルミホイールとして出していた商品です。残念ながら現在は販売されていません。

タイヤは磨耗すると交換をしますが、エアーバルブはなかなか交換しない方が多い様です。エアーバルブの接合部のゴムが古くなり、硬化や劣化をするとエアー漏れを起こす事があります。勿論クロカン時に泥の中でタイヤを空転等をさせた場合等にも起こるトラブルです。
タイヤだけでなくエアーバルブにも気を使い傷み等を確認し、酷い場合は必ず交換をするようにして下さいね。