新型タール

インドの自動車メーカーのマヒンドラ&マヒンドラ社より販売されている四輪駆動車の『タール』の新型ですが、そのデザインを見ると完全にラングラーですね。
まぁ以前の型でも似てはいましたがセブンスリットのフロントグリルが採用され余計ラングラーに似てしまいました。
ステランティスN.V.はJLラングラーのデザインは民間用ジープのCJをリスペクトしたデザインと言っていましたので、マヒンドラ&マヒンドラ社としても昔自社が生産していたジープCJ3Bをリスペクトしあえてフロントグリルはヘッドライトとスリットの高さをずらしたデザインにしたのかもしれません。
 
 
 
しかし毎回このマヒンドラ&マヒンドラ社のタールを見て思う事があります。
タールという四輪駆動車はジープをルーツに持つ車でそれは三菱ジープと同じCJ3Bです。
三菱自動車がCJ3Bをベースに色々なモデルへ拡大していきましたが1998年に生産を終了してしまいました。
ところがマヒンドラ&マヒンドラ社はJeep/ジープの名は捨てましたが後継車として『Thar/タール』という新しい名を与えジープ直系モデルして生産を続けたのです。
三菱自動車がジープの生産を辞めたのは安全基準の関係とジープという名称の使用の期限切れとお聞きします。
それなら三菱自動車もマヒンドラ&マヒンドラ社の様に新たな名を与え安全基準もクリアさせジープ直系の四輪駆動車として生産を継続すれば良かったのではないでしょうか。残念ながらパジェロはあくまでもパジェロであってジープの代替車にはなりません。