三菱JeepJ53
この度Jeep中古車を売りました。三菱JeepのJ53です。東京都では自動車Nox.PM法による車両規制の為に車検は取れません。さらに条例によるディーゼル車走行規制の為に走ってもいけないと言われてしまったディーゼルエンジンのJeepです。そのJ53のハンドルを久しぶりに握りました。さすがに音だけは店主が普段乗っているガソリン車のJ59に比べれぱうるさいのですが、その扱い易さと低速トルクの太さは今でも健在です。更にファイナルを4.777から5.375へ変更しているので、4速で20㌔走行が可能な程です。こんなに良くてまだまだ走れるJeepが乗れないというのは疑問ですよね。
ここから先は政治や法律の問題であり、店主の様な個人が口出し出来ないのは解ります。あくまでもプライベートな意見としてお聞き下さい。まぁ一部に少し過激な発言がありますがご勘弁下さい。
大都市地域において大気汚染は深刻な問題である事は解ります。大気汚染問題の為に新車に対し規制をかけるのも解ります。しかし、態々個人所有の古い車にまで現在の排ガス規制をかけるというのは可笑しな話ではないでしょうか。古い車でも発売当時の排ガス規制はクリアしているのです。それならば当時の排ガス規制というのは何だったのでしょうか?。また当時の排ガス規制を作った者の責任はどこに行ってしまうのでしょうか?。
国は低公害車の普及を進めています。Nox.PMの排出の少ない車を使うように車種規制を実施し場合によっては車の買い替えを勧めています。 実際に弊店のお客様(神奈川県の方です)でJ53を新車で購入し、その後Nox法による車両規制の為に態々J55へ買い替えをされた方がいらっしゃいます。条例によるディーゼル車走行規制についても減少装置を取り付けて対応させました。しかし、その買い替えたJ55も来年で車検自体が取れなくなってしまいます。いったい何の為の買い替えだったのでしょうか。
物を簡単に捨ててしまったり廃棄をしてしまう。現在は消費時代と言われています。しかし、環境保護や温暖化対策の為にも古い物を大切に永く使べきではないのでしょうか。私が子供の頃には「物は大切に使え」「勿体無い」は当り前のように教えられた事でした。まだまだ乗れる車を使える車を、潰せと言ったり乗ってはダメだと言う、さらにたとえ車であっても個人の財産までも規制をするという事に納得が出来ないのは決して店主一人ではないと思います。
規制をする事は一向にかまいませんが、減少装置等の対策部品を考えるなり、規制を個人所有の車両に付いてや古い車両に付いては考慮するなどの対応が欲しいものですね。