シフトレバー

最近三菱Jeepのトランスファ側のシフトレバーの操作の仕方についてのご質問やお問い合わせをよく頂きます。

考えてみれば新車で購入された方なら取り扱い説明書をお読みになり操作方法を覚えるという事が出来ますが、中古車で購入された方では余程運の良い方でもない限り取り扱い説明書も一緒に貰えたなんて事はないと思いますし、下手な中古車屋等で購入した場合は操作方法等の説明などないと思いますので操作方法が解らなくても仕方のない事なのでしょうか。

そこで今回はトランスファ側のシフトレバーの操作方法についてお話させて頂きます。
まずはトランスファ側のシフトレバーの正式名称ですが、フロアシフト車は二駆と四駆の切り替えを行う方を『フロアドライブシフトレバー』と言い、高速と低速の切り替えを行う方を『アンダードライブシフトレバー』と言うのが正式名称です。
コラムシフト車は『トランスファコントロールレバー』が正式名称です。
因みにギヤレバーに対し、よくトランスファレバーなどと呼ぶ方がいらっしゃいますが残念ながらこれは間違いです。さらに言うならメインのギヤレバーにしても『チェンジレバー』が正式名称です。

さてその操作(切り替え)方法ですが、フロアドライブシフトレバー(2-4)の二輪駆動から四輪駆動への切り替えは走行中にクラッチペダルを踏まずに操作します。レバー操作が重い時はレバーを押さえたままアクセルをふかすとと容易に行えます。
アンダードライブシフトレバー(H-N-L)の高速から低速への切り替えはキチンと停止した状態でクラッチを切って操作します。なお二輪駆動で低速(2-L)の組み合わせは出来ません。

たまにフロアドライブシフトレバーを停止してまたはクラッチを切って、逆にアンダードライブシフトレバーを走行中にシフトされる方がいらっしゃいますがこれは間違いです。
アンダードライブシフトレバーの走行中のシフトチェンジは危険だけでなく、ギア自体をも傷めてしまう事となりますので絶対にお止め下さいね。