ジープTJラングラー

最近ジープTJラングラーに乗っていて感じる事があります。
いつの間にかジープTJラングラーも店主が所有する三菱ジープJ59改やAMCジープCJ-7と同様に希少車になってきているという事です。
それは三菱ジープやAMCジープの様に旧さからの希少車ではなく、242 cu in(4.0 L)という今では大排気量と言える排気量で直列6気筒OHVエンジンの搭載車という事での希少車です。また直列6気筒エンジンだけでなく更にはOHVエンジンという事でも珍しいとも言えると思います。
 
 
直列6気筒エンジンは一列に並んだシリンダーが1次・2次・偶力の各振動を打ち消し直列6気筒エンジンだけが持つ完全バランスで振動の少なさによるスムーズな回転を実現しています。
またジープTJラングラーのMXエンジンは昔ながらの頑固で信頼のあるOHVの直列6気筒エンジンのですのでカムチェーンやタイミングベルトの交換の必要はありません。
そんな直列6気筒エンジンの気持ちの良さを味わわせてくれるのがジープTJラングラーです。
 
昔は国産車でも高級車やスポーツカーで直列6気筒エンジンが採用されていました。しかし現在では国産車で直列6気筒エンジン搭載の車は無くなってしまい更に世界的に見ても生産しているのはBMW位だけとなっています。今は6気筒エンジンがあってもそれは直列ではなくV型の6気筒エンジンばかりです。
ただ年式からすれば既に20年以上が経過するジープですので、旧さから希少車に入れられてしまうかもしれませんね(笑)。