デザートドッグ

皆さんは『フォーミラー・デザートドッグ』というタイヤをご存知でしょうか?。

昔からのJeeperならご存知だと思いますが、一昔前に一世を風靡しオフロードタイヤの代表的だったタイヤです。
昔のJeepのプラモデルは必ずこのタイヤが付いていましたし、初期の頃のミニ四駆も履いていたタイヤです。
オフロードでの性能は、16.3㌔の軽量、可変の深いブロックパターン、とても良いセルフクリーニング性、バイアス構造の4プライという柔らかさを武器に今でも最新のMTタイヤ以上の性能を持っていると店主は思います。
オフロード性能に付いては全く文句の付けようが無いタイヤなのですが、唯一の欠点があります。
それは、オンロード(一般道)でのロードノイズ(走行音)の大きさで滅茶苦茶うるさいのです。なにしろ、うるさすぎて高速道路でも飛ばそうとは思わせず、カーステレオの音も聞こえません。
助手席の人との会話も怒鳴り合いしなければならないほどで、一般のMTタイヤや最近ではうるさいタイヤの代名詞のジープサービスもがとても静かに感じる位のロードノイズなのです。

昨年末に、店主は三菱ジープJ59改の一般用タイヤを駄目にしてしまい取り合えず今はオフ用の『デザートドッグ』を履かせたままにしていますが、このうるさいタイヤに意外なメリットを見つけました。
少し細い道路などで、Jeepの進行方向と同じ方向に歩っている歩行者や自転車、中には携帯電話をかけながら片手運転をしている自転車いますが、(車だけでなく、自転車も取締りの対象にして欲しいものです。)いつもなら静か過ぎて気が付いてもらえないで、急に進路を変え、横から飛び出してきて、危ない!と思った時があります。
しかし、この『デザートドッグ』を履いているとどうもその走行音で、『車が来る!、それも大きなトラックが!。危ない、危ない!!。』と思うらしく、歩行者や自転車が道を明けてくれるのです。
うるさいと言うのは、危険回避(?)という面では、多少メリットがありますね(笑)。