ラッピング戦車

日本の陸上自衛隊が使用していた61式戦車というのをご存知でしょうか?。第二次世界大戦後、初めて開発された国産戦車で生産は三菱日本重工業(当時.現三菱集工業)が行っていました。

さらにその61式戦車に1979年の映画『戦国自衛隊』で防衛庁(当時)に映画撮影の協力を要請したものの承諾を得られなかった為に角川映画株式会社が東京都の機械メーカーに製作させた実物大のレプリカがあるのをご存知でしょうか?。
砲塔の形状が若干違っているなど細かい個所は異なりますが外見や塗装は実物の61式戦車にかなり似ています。ミリタリーマニア等にはデビュー作から「戦国61式」とか「角川61式」の通称で呼ばれているとの事です。

この61式戦車は『戦国自衛隊』だけでなく1988年公開の映画『ぼくらの七日間戦争』にも使用されました。最近はその出番がなくバラエティ番組の撮影などで使用されていると聞きましたがこんな使われ方までしていたんですね。しかしバス、タクシーや鉄道、航空機のラッピングは知っていましたが、まさか戦車までラッピングされるとは思いませんでした。
今までは塗装でしかボディのカラーの変更は出来ませんでしたがラップフィルムの進化により容易に楽しめる様になったとお聞きします。元の姿に戻せるというメリットもありますから、今後はラッピングが主流になるのかもしれませんね。

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