三菱ジープの魅力

三菱ジープの魅力とは何でしょうか?。
最近の車はとても進歩しています。それは誰の目から見ても明らかでしょう。
四輪駆動車にしてもエンジンのパワーは十分で音も静かです。一般道は勿論ですがOff-roadの走破性も素晴らしく細かい制御等は全てコンピューターがやってくれます。そのおかげで誰が運転しても安全で早くて快適に乗る事が出来ます。
 
ただ車の魅力とはそれだけでしょうか?。
三菱ジープの魅力とは、もちろんその機能美ともいうべきスタイルや四輪駆動車としての走破性能等もありますが、最新の車には無い荒削りな所ではないでしょうか。確かに今の車には当り前の様な快適装備というものは一切ありません。自転車の様に健康に良い。という訳でもありませんし、エコロジーという大義名分もありません。音も煩く道路の悪さマンホールや轍も拾い乗り心地も悪いです。
しかしじっくりと磨きこんでやれば最新の車などに負けない魅力のある車。乗り手を納得させる力のある車。様々な人を虜にしてしまう車。それが三菱ジープだと店主は思います。
また三菱ジープには最新の車とは違い良い点があります。それは弄る事が手を入れる事が出来る車なのです。不満や不便を感じた点また問題点については対応や改良をする事が可能な車なのです。
そして電子制御というものは一切ありません。電子スロットル・トラクションコントロール・ABS等がない為に車を操る楽しさ、御する面白さがある車なのです。
 
 三菱ジープの新車が販売されていた頃と違い社外部品だけでなく純正部品でさえも入手が困難になってしまっている今日では三菱ジープに乗るのにはある程度の覚悟が必要となっています。最終モデルのJ55であっても既に23年が経過し新しいとは言えなくなってしまっているのですから、三菱ジープを末永く乗り続けて行きたいというのであれば、外見などよりも中身の機関系の方に気を配る様にしましょう。またダメになってからの交換や壊れてからの交換よりもある程度の消耗部品、例えばハブベアリングなどについては使用期限を決め定期的な交換をした方が良いでしょう。
現在では三菱ジープの価値やその特性を理解していない方また頂けない人、ノーメンテで乗りっぱなしの人、メンテナンスというものを誤解や勘違いをしている人、間違った扱い方や乗り方をしている人には維持をしていく乗り続けていくというのは残念ながら難しいと言うのが現実です。
カーボンニュートラルの一環で2030年に販売は、HV/ハイブリッド車・EV/電気自動車・PHEV/プラグインハイブリッド車・FCV/燃料電池車等だけとなりガソリン車は販売禁止となる様です。
旧車ブームで今は旧い中古車が異常とも言うべき高価格で販売されています。それが最近では三菱ジープにも飛び火し三菱ジープの中古車の価格相場を見ても平均価格が約161万円にまで値上がりしています。
逆に言えば三菱ジープを楽しめるのは今のうちだけかもしれませんね。