昭和57年6月/三菱ジープ総合カタログ

昭和57年6月の三菱ジープ総合カタログです。
車種はJ37.J36.J36B・J44・J59.J57.J54の3タイプ7車種が紹介されています。
表紙は50系のゴールデンブラック仕様車でフロントウインドまで倒したフルオープン状態の画像です。

この中での注目モデルはやはりJ57とJ59でしょう。カラーリングの設定も、赤、白、青、黒とカラフルになり、リヤのスぺアタイヤキャリアもスイングウェイタイプに変更され、リヤステップを新設。サイドヒーター吹出口も付けられました。
CJが米国建国200年記念車として販売していたボンネットに鷲のデカールを貼った『ゴールデンイーグル』に習い、三菱自動車が出したのが、パジェロやフォルテと同じカラーのベルベットブラックに塗り、ゴールドのストライプを配し、やはりゴールドにしたロールバー、スチールホイール、シート、シートベルトが付けられた『ゴールデンブラック仕様』でした。ただこの『ゴールデンブラック仕様』は当初J54での限定車だったのですが、発売すると好評だった為にメーカーオプション扱いとなってしまいJ57やJ59にまで設定が広がりました。
最初のJ54を限定車として買われた方はがっかりでしょうね。
この年からパジェロ(初代のL型.2ドアのパネルバンと幌車)が発売となりました。その為にJ27.27H.J24./J47を生産中止としてしまいました。三菱自動車ではパジェロとJeepが販売で競合してしまう事、またパジェロをJeepの後継車と考えて生産中止としたのです。
しかし、どうしてジープとパジェロが競合するのでしょうか?。また、パジェロをジープの後継車と考えたのでしょうか?。冷静に考えて見れば解りそうなものだと思うのですが、本当に生産中止は残念でなりません。
なお昭和61年8月27日を以ってガソリンエンジンのJeepL-J57.59も生産中止となってしまいました。
ガソリンエンジン車の最終モデルの車体番号は、J57はゴールデンブラック仕様でJ57B2022149X21。J59は白でJ59B202144W42です。