昭和49年11月/三菱ジープ総合カタログ

昭和49年11月の三菱ジープ総合カタログです。
J26.J24.J26H・J38.J36・J46.J44・J56.J54が紹介されています。
この年は大きな変更があり、厳しくなった排出ガス規制に対応する為にガソリンエンジンがKE47から4G53になりました。乗用車に使用して好評だったOHCで2.4Lの4G53.アストロンエンジンは、「ジープはトルクで走るもの」という定説を覆しました。4G53エンジン搭載車は全て1ナンバー登録。ディーゼル車は変更がなく4DR5エンジン搭載で4ナンバー登録です。
安全性の向上の為に、鏡面寸法が大きくなったフェンダーミラーとなり、フロントのウインカーも分離式フラッシャランプに、リヤも分離式となりウインカーとテールが別となり、ダブルのテールとし、その上部に反射板が設けられました。(ウインカーについては、J4でテールとして採用されていた大きさ物が使用されました。)J36.38はリヤのサイドウインドにガードが新設され、またミッションも3速から4速となり高速道路での移動はとても楽になりました。
この年より、今まではカタログ内の説明文中にあった『ジープとはジープコーポレーション(旧ウイリス・オーバーランド・モータース社)の登録商標によるもので、日本では三菱が作る四輪駆動車のみをジープと呼びます。』を裏表紙に記載する様になりました。
カタログとしては珍しくナンバープレートが「Jeep」になっていません。一般公道用のものをそのまま使用しています。