アメ車=?

現在日本国内で正規販売をされているジープJLラングラーですが、3600ccV6DOHCエンジン搭載車の設定は無くなってしまい2000cc直4DOHCターボ車だけとなってしまいました。
またグレードについてもスポーツが無くなりサハラとルビコンだけになりました。
さて店主が乗っているAMCジープCJ-7ですが、エンジンは304 cu in V8OHVエンジンです。304 cu inは5000ccですがアメリカではスモールブロックと言われた小排気量のエンジンでした。
しかしジープにラングラーというサブネームが付く様になってからの排気量は、4200ccOHV⇒4000ccOHV⇒3800ccOHV⇒3600ccDOHCそしてついには2000ccDOHCとどんどん小さくなってしまい、吸排気弁機構の形式もOHVからDOHCなりました。
現在はエンジンの排気量や気筒数を減らし燃料消費を抑える一方、ターボで過給する事でパワーの不足を補うという考え方のダウンサイジングターボエンジンが主流の時代になっています。
更に昔のアメ車のエンジンと言えばOHVが当り前で特にジープについてはずっとOHVエンジンでした。それが今ではDOHCなのです。
いつの間にかアメ車=大排気量車、アメ車=OHVエンジンというのは過去のものになってしまった様です。
アメリカンジープ(米国製ジープ)が一応ターボチャージャーは付いていますが、僅か122cu inと三菱ジープのJ58やJ59と同じ排気量になるとは一昔前にはとても考えられなかった事です。時代は変れば変わるものですね。