BLACKMOUNTAIN(ブラックマウンテン)

最近話題になっているサスペンション付きの新型スクートBLACKMOUNTAIN(ブラックマウンテン)ですが、前回のサエラに続き今回の上越国際でも試乗してきました。

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さてその感想ですが、(なおこれはあくまで普段スノースクートに乗っている私個人からみた感想です)
まず違和感を感じるのはそのポジションで特にステップの高さと狭さです。高さについては普段スノースクートに慣れ親しんだ方はちょっと戸惑うと思います。そしてステップ部の狭さも普段ワイドステップ等を装着して滑っている方は非常に狭く感じると思います。

操縦性ですが、切り返し等の反応が遅いです。やはりサスペンションが付いた分エッジにかかる力が遅れるようでスノースクートの様なシャープさがありません。
そしてやはり重さを感じます。振り回すのにはもちろんですが、普通に滑走中でも出始めの頃(一昔前)のスノースクートの様にコントロールにもやや力が必要です。総重量は12キロ弱なのですが最近のスノースクートが約8キロ程と大変軽くなってきているので最近の軽量なスノースクートに慣れてしまった方は苦労してしまうと思います。(僅か4キロ程ですが意外にこの4キロが大きいのです)
なおこの重さについてはリフトやゴンドラの乗車でもそうですし、持ち運びや平坦箇所の移動でも同じ様に苦労すると言えます。

乗り心地についてですが、これは非常に良いです。まさに快適な乗り心地と言えるでしょう。
やはりサスペンションの威力は絶大でスノースクートは細かいギャップ等でハンドルを取られる事がありますがギャップ等を全く苦としません。まるで何も無かった様に滑れます。勿論ジャンプ等の着地でも大いに効果を発揮します。

サスペンションの固さだけでなくとショックの減衰力も変えられるのでセッティングによって自分好みに出来るのも魅力ですし、フレームとボードをワンタッチで外せるのも滑走後の雪落としや車両等への搭載時には大変便利で大きな魅力です。
最上級モデルのベクターと中間モデルのハリケーンの両モデルに乗りましたがやはり乗り味は違います。

多少の慣れは必要としますが総合的にみれば良いマシンだと思います。但しスノースクートとは多少異なる乗り物だと言えるのではないかと思います。

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まぁスノースクートがJeepなら、ブラックマウンテンはランドクルーザーと言うところでしょう。