CCVが終刊

すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、『CCV(クロスカントリービーグル)』が今月末発売予定のVol.71を休刊とし、秋の最終号をVol.71として終刊となります。

時は平成2年バブル経済の真っ盛りで四駆が非常にブームでもあった頃です。まだ会社員だった店主は転勤により大阪で生活をしている時で、会社が終わってからの時間を持て甘していた為によく本を買っていました。CCVもそんな事がきっかけで偶然買った一冊の本でした。
なにしろ中身も値段も全く見ずに、ただランクル80の写った表紙だけを見て、新しい四駆雑誌の一つなんだろうとレジに持って行き、1800円と言われその値段の高さに言われた店主も値段を言った店員自身もビックリし、お互いに顔を見合わせなんで車雑誌が1800円もするんだと呆れるたのを今までも覚えています。

しかしその本の内容を読んでビックリ!。普通の雑誌では良い事だけしか書かないのに、ダメなところはダメとあっさり切り捨てるその歯に衣を着せぬ辛口なものの書き方。
おかげですっかり虜となってしまいその後は必読誌となり、脱サラで現在のお店『JeepSHOP,I』を始める様になってからはもちろんお店で取り扱い(販売)をさせて貰う様になりました。

時代の変化と言ってしまえばそれまでですが、インターネットが全盛の今雑誌離れが進んでしまい、また四駆ブームもすっかり下火となり、新車で販売される四駆自体も大きく様変わりし、トランスファーを持たぬ乗用タイプの四駆が主流となってしまっています。
終刊は採算性や諸事情もあると思いますが、編集者をときめかせる四駆自体がなくなってしまった事も大きな原因の一つではないでしょうか。
既に生産中止となった車両や過去の古い車両の紹介、Jeepについても数多くのJeepを紹介をしてくれました。店主の所属するクラブが主催するジープジャンボリーへも唯一取材にも来てくれた雑誌社でした。

終刊は大変残念でなりませんが、編集の石川様には、長い間お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。と申し上げさせて頂きます。