CJ-7完成.その2

さて今回予想以上の時間と費用がかかってしまったその理由ですが、エンジンのOHだけではなくどうせやるのならという事で不具合や問題のある箇所の修理も一緒に行なったからなのです。
以前より若干ミッションの入りが悪いのでその原因を探るとギヤのリンクがボディに干渉している為という事が解りました。何故?リンクがボディに干渉するのかというとボディマウントの劣化やひび割れが原因でした。
ボディマウントの劣化やひび割れによりボディとフレームの間隔が本来の数値ではない為にリンクがボディに干渉していたのです。直すにはボディマウントを新品へ交換するしかありません。その為に一旦ボディを降ろす事としました。

しかしさすがに30年以上前のJeepです。いざボディを降ろしてみると何と全てと言ってよいほど各マウント部それもボディ側もフレーム側も錆と腐りでボロボロなのです。

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ある程度は予想していた事でしたが実際にはその予想をはるかに上回る酷さで結局はボディ側及びフレーム側の各マウント部を全て作り直す事となってしまいました。。そのせいで福沢さんが200人ほど出て行ってしまうという費用がかかってしまったのです。

ただボディマウント交換後は走行中の段差等を越えた時などの軋み音が一切なくなりとても静かになりました。逆に排気音やタイヤノイズが気になる位です(笑)。時間と費用をかけた甲斐は充分にありました。
まぁ外見はボロのままですが中身は絶好調です。店主は外見や見た目などよりやはり中身や機能を重視と考えます。