今回もセマショーに出店されていたJeepで目に付いた物の話です。今回は『ICON』から出展されていたCJ3Bのカスタムです。
但し単に旧いCJ3Bをカスタムしたのではなく往年の名車のCJ3Bを新車として販売するというのです。

ICONの手により1台ずつ手作りにてフレームやボディはリメイクされ使用される部品やネジ類等は全て新品。
スタイルだけは昔ながらのストレートフェンダーの旧いCJ3Bそのままですが、その内容はかなり今風にアレンジされたものとなっています。
搭載エンジンはGM製2.4リッター直4のターボでミッションは5速MT。足回りはラングラールビコンのアクスルを使用し、前後コイルのリジッドサスペンション。もちろんブレーキもディスクブレーキです。フルサイズのロールバーも装着されライト類もLED化。ウインチも標準装備となります。

ただ残念なのはフロントグリルがセブンスリットでない事やメーターパネルもオリジナルではない事です。
まぁグリルの方はセブンスリットのグリル自体がJeepのトレードマークである訳ですし、クライスラーとのトラブルを避ける為に仕方のない方法なのでしょう。何しろ以前ハマーのセブンスリットのグリルを訴えた事のあるクライスラーですからね。
しかしいくらL/Cを得意とするICONとはいえ何もここまでL/C似のグリルにする事はなかったのではないでしょうか(笑)。
さて肝心なお値段の方ですが79,000ドルとの事です。これを高いと見るか安いと見るかは個人の判断です。
10台だけの限定販売という事ですのでご関心のある方は如何でしょうか！。

日本では三菱Jeepが生産終了となって早10年以上経過しますが、未だ根強いファンが沢山いらっしゃいます。
もしも日本国内でもこのICONのCJ3Bの様な車両が販売されれば以外にも売れるのではないでしょうかねぇ。