J55のクラッチペダル
三菱ジープの最終モデルであるKB-J55。
さすが三菱ジープの最終モデルというだけあって色々な箇所が改良を受けて変更されています。
しかしその中には逆にJ55の欠点というべき改良点がありました。それはクラッチペダルが戻らなくなる事です。
これはそれ以前モデルのJ53までとはクラッチペダル部の根本的な構造を変更し、クラッチペダルの踏力の軽減化の為にリターンスプリングの取り付け位置と形状を変更した為です。
まだ新しいうちは良いのですが経年劣化によりリターンスプリングの経たりやロッドのブッシュの痛みによりクラッチペダルが戻らなくなるというトラブルが発生してしまうのです。
そのロッド付きリターンスプリングを外して直ったと言っている方、またクラッチペダルへ強引に別のスプリングを取り付けて引っ張っている方、ブレーキペダル側にリターンスプリングが付いているから外しても問題はないと言っている方、等がいらっしゃいますがこれらはお薦め出来ない行為です。
キチンと直すにはリターンスプリングアッセンブリの交換または痛んだスプリングやブッシュの新品への交換をお勧め致します。